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路線バス痴漢で冤罪、三鷹市立中学校・津山正義教諭に逆転無罪

2011年12月に東京都三鷹市内を走行中の路線バス車内で女子高校生に
痴漢をしたとして東京都迷惑防止条例違反に問われた三鷹市立中学校教諭、
津山正義被告(30)=起訴休職中=の控訴審判決で、東京高裁は7月15日、
罰金40万円とした1審の東京地裁立川支部判決を破棄して無罪を言い渡し、
河合健司裁判長は「車載カメラの映像などから、被告が痴漢をしたとは
考えがたい」と述べました。

津山正義教諭は、1審の裁判から「腹部の前にあったリュックサックが、
前方にいた女子高生の尻に当たったのを勘違いされた」と無罪を主張
していましたが、1審の判決では、「携帯電話を操作していた右手で
痴漢は不可能だが、左手なら不可能とまで言えない」として有罪認定を
していました。

2審では、弁護側が無罪を示す新証拠として、車載カメラの映像の鑑定結果を
提出したことから、判決では、被害者が痴漢を避けるため、体勢を変える直前の
35秒間、津山正義教諭の左手はつり革をつかんでいたと認定し、「左手で
つり革を持ちながら、右手で携帯電話を操作しており、左手で痴漢したと
考えるのは無理があり、被害者が勘違いした疑いが残る」と判断して、
無罪を言い渡しました。

判決後に記者会見した津山正義教諭は、「正しい判断をしてくれてよかった。
痴漢冤罪は誰もが巻き込まれる可能性があり、無実が示されホッとした。
『信じているよ』とメールや電話で励まして支援してくれた生徒たちの前に
一日も早く立ちたい」と述べています。

逮捕から高裁判決まで2年半って、無罪を勝ちとるまで長かったですね。

今回はバスに車載カメラがあったからよかったものの、そうでなければ
確実に有罪が確定していたような感じですね。

しかし、車載カメラの映像があるなら、警察はなんで最初からそれを
調べなかったんでしょうね?

痴漢事件って、被害者の証言だけってことも多いので、今回のような
ケースを考えると、冤罪も多いのではないかなと思います。

こんなに裁判に時間がかかるなら、たとえ無罪でも、さっさと罰金を
払ったほうが早いと思う人も多いような気がします。

まあ、罪を認めてしまうと、犯罪者のレッテルが貼られるので、
それはそれで辛いですが…