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ベネッセ流出情報はスマイルゼミを手がけるジャストシステムが利用

通信教育大手ベネッセホールディングス岡山市)の顧客情報が大量に
漏えいした問題で、2012年から小学生向け通信教育「スマイルゼミ」を
手掛けているソフトウエア会社「ジャストシステム」(徳島市)が、
流出情報を利用して、ダイレクトメール(DM)を発送していたことが
7月10日、複数の関係者への取材で分かりました。

ジャストシステム側は、ベネッセの顧客情報と知らずに、東京都福生市
名簿業者から名簿を購入したとみられています。

関係者によると、ベネッセが顧客からの問い合わせ内容を精査したところ、
マンション名の表記方法などの情報が、ベネッセに登録された内容と一致
していたことから、流用情報を利用したDMは、ジャストシステム社から
送られたものだと分かりました。

東京都福生市の名簿業者は、武蔵野市の業者から買った情報をジャストシステム社に
売ったと認めたうえで、「違法な手段は全く使っていないし、ベネッセの顧客情報
という認識はなかった」と説明しています。

ジャストシステムといえば、ワープロソフトの「一太郎」や、日本語入力ソフトの
「ATOK(エイトック)」が有名ですが、小学生向け通信教育の「スマイルゼミ」も
やっていたんですね。

ってか、個人情報保護法が施行されているのに、いまどき、名簿業者から
名簿を購入するなんて可能なんですね。

そっちのほうがビックリしました。

ベネッセは7月9日、顧客の子どもの氏名や住所など約760万件の情報が
流出したと発表し、流出した個人情報は、最大で約2070万件に上る可能性が
あるとしており、相談を受けた警視庁が不正競争防止法違反容疑で捜査しています。